手作りの廃油石けんでエコ&快適!作り方もご紹介! [エコロジー]
私は長女を妊娠中に石けんを作るようになりました。
最初は石けんを作っておられる方のブログを見て刺激を受け、前田京子さんのレシピ本などで独学で作り始めたんです。
それを手作り市で販売するようになり、ネットで販売するようになり、リピータさんも定着しました。その中でも廃油石けんは大好評で、いつも完売です。
安いからというのもあるんですが、なんといっても汚れ落ちがいいし、市販の洗剤に比べても手肌に優しいので食器洗いに使った人が、毎年冬になると手荒れがひどく、ひどいひび割れに悩まされていた人が、まったくひび割れしなかったそうです。
そんな廃油石けんの魅力と作り方についてご紹介します。
廃油石けんは、読んで字のごとく、廃油で作った石けんです。
天ぷらなどの揚げ物をすると大量の油を使いますよね。(うちはケチケチなんで、少量の油でチマチマ揚げるのですが 笑)
そんな油、まさか排水口に流している人はほとんどいないとは思いますが、固めて捨てたり、新聞などに吸わせたりしてゴミに出すというのが一般的です。ゴミに出すと焼却場で燃やす時にその油によって他のごみがよく燃えるのかもしれませんが、その油を一歩進んで廃油石けんにしてみませんか?
油をごみとして出している人はほとんどですので、よく燃えるというのはおいといて、それを石けんにして合成洗剤を使わない生活にすることで、かな~りエコに貢献できるんですよ。
面倒なだけで自分には直接関係ないし・・・と思うかもしれません。
確かに廃油石けんで直接得するということはほとんどないかもしれないですが、でも廃油石けんは水に流してもちゃんと分解されます。
合成洗剤は、いつまでたっても分解されないんです。
だから汚れたままの水が海を汚します。
合成洗剤を希釈した液に金魚を入れると死にます。
少量で泡立ちのよい石けん、泡立ちがよいままどこまで流れていくのでしょうか・・・。
考えただけで怖いですよね。
CMで見る限りそんな怖いイメージはなく、泡立ちがいいから洗剤を足さなくても洗える=便利と思う方は多いでしょう。
除菌ができる洗剤なんて、まな板や食器を除菌してそのあと流れていってどこまでも除菌し続けるとどうなりますか?
そこにいるべき菌まで殺してしまいます。
人間は菌と共存しています。
そこにあるべき菌を殺すことで様々な弊害が出てくるんです。
・・・ってそんなことまで書いていると恐ろしく長くなってしまうんですが・・・。
手っ取り早くいうと生態系を崩してしまうということです。
昔ながらの固形石けんは、分解されるのに多少時間はかかりますが、生態系にそれほど負担をかけず分解されます。
しかも何より人体にも優しいんです。
合成石けんに入っている合成界面活性剤は、アトピー性皮膚炎や不妊、子宮内膜症など様々な病気の原因となっているといわれています。
なので、私の廃油石けんを食器洗いに使うようになってひび割れしなくなったという人が何人もいます。
それは天然の界面活性剤で洗い、石鹸をつくる過程で生じるグリセリンがお肌を潤してくれるからです。グリセリンは化粧水などにも添加される保湿成分です。でもグリセリンは水分を吸着する力があるので、手作りの石けんは溶けやすいんです。
市販の普通の固形石けんは溶けないようにグリセリンをわざわざ抜いています。
ですから市販の固形石けんで顔を洗うと顔がばっしばし突っ張ってしまうんです。
私は子供には布おむつを使っています。
最近、布おむつを使う人が秘かに増えてきていますが、そんな方のブログを見ていると、多少黄ばんだりするけれど、気にしない。と書かれていたりします。
でも、廃油石けんで洗っている我が家の布オムツは、長女の時から今は次女に使っていますが、しみ一つありません。真っ白です。
普段の洗濯は洗濯用の粉石けんを使っていてそれも汚れ落ちがいいのですが、おむつ以外の長女のお下がりの服の中には収納する時にはなかったシミが浮き出てきて、次女には使えないというものもあったりします。
でも、オムツだけは全部しみもなく真っ白!!
ということは、廃油石けんで下洗いしているからということなんです!
うんちの場合はある程度石けんで洗ったあと、石けんをつけたまましばらく浸け置きしておくのがポイントです。
廃油石けんおそるべし
私は食器洗いにも使っていますが、ぎっとぎとの揚げ物の鍋を洗うとよくわかりますが、めっちゃ落ちます。よく洗剤のCMで油が浮きまくっている水に洗剤をぽとんと落とすと油がぴゃ~っと動く映像ありますよね。
廃油石けんでもあの状態になるんですよ^^
でもそんな強烈な力がある合成洗剤を素手で使うと手はばっしばしに荒れます。
しかし、廃油石けんは荒れません。
しかもコンロ周りの油汚れもお湯につけてゼリー状にした石けんをつけて洗うときれいに落ちますよ。
ワイシャツのえりやそで、靴下の下洗いにもすごい効果を発揮します。
お洗濯前にえりやそでにこすり付けるだけで、汚れが落ちます。
靴下も下洗いすることで真っ白です。
もう、固形石けん一つで何でも洗える。
○○用洗剤とかいらないんです。
食器洗い洗剤、住宅用洗剤、えり袖用洗剤、おむつ専用洗剤などなど、ごちゃごちゃと洗剤ばかりそろえなくても固形石けんだけ置いておけば何にでも使えます。
先日、私はフローリングのワックスがけをしましたが、まず床をふくのに石けんを作った時に、ボウルの中に石けん生地が入っているのですが、そういうボウルを拭き取るのにボロギレを使います。
その石けんを拭き取ったボロギレをぬらして泡立てて、フローリングを拭きました。
見事に汚れや前にかけたワックスが浮き出てきました!
つるっつるです。
ワックスがけの前に使う洗剤にも代用できるのですから本当にすごいですね。
前置きが長くなりましたが、廃油石けんの作り方です。
まずは、石けんを作るための苛性ソーダを手にいれましょう。
これを扱っているのは調剤薬局が併設されたドラッグストアなどです。
薬事法によって数年前から薬剤師が常時いる薬局でしか購入できなくなってしまったことと、こういう劇薬を扱うための資格として多額のお金を薬局が支払わないといけないらしいです。
よくわからないですけど・・・。
なので、我が家の近くのドラッグストアは次々を取扱いをやめていってしまい、現在は少し遠いドラッグストアまで調達しにいっています。調剤薬局が併設していても扱っていないお店もあるので電話で問い合わせてみましょう。
これだけでちょっとハードルが上がってしまうのですが・・・
あと、苛性ソーダを買うには印鑑と身分証明が必要です。
購入の際は忘れずに持っていきましょう。私、よく忘れて買えずに帰ることもしばしばです
・材料
廃油 500g
水 170g
苛性ソーダ 70g
用意するもの
ステンレスかガラスのボウル
泡だて器
耐熱性のガラス瓶(私ははちみつが入っていたビンを使っています)
牛乳パックなど
メガネ(苛性ソーダが目に入ると失明の恐れがあります)
マスク(マスクをするとさらに安全です)
・作り方
1.ボウルに廃油を入れます。
2.耐熱性のガラス瓶に水を入れる
3.苛性ソーダを皿などに入れてきっちりと分量を量る
4.苛性ソーダをこぼれないように水が入ったビンに入れてステンレス製のスプーンで手早く混ぜる。
(苛性ソーダと水が反応して高温になるのでやけどに注意。中の液体には絶対に触らないでください。)
5.4の苛性ソーダ水が40℃くらい(外から触ってみて人肌より少し温かいくらい)になったら1のボウルに入れて泡だて器で5分くらい手早くぐるぐる混ぜます。
6.30分おきくらいに時々混ぜる
7.とろっとしてきて油が分離しなくなったら牛乳パックなどに入れます。
8.1ヶ月間熟成乾燥させたらできあがり。
好きな大きさにカットしたり、お湯につけてゼリー状にしたりして使います。
洗顔用の石けんなどは油の温度も40度くらいにしないといけないんですが、廃油石けんは適当で大丈夫です。
私は廃油石けんの場合は廃油を温めないので、苛性ソーダ水の温度は少し高めでもいいかなと思うので50℃くらいまで冷めたら油と混ぜてしまいます。
廃油石けんは多少アバウトでも大丈夫なので温度計なども使わなくて大丈夫ですよ
廃油石けん、とってもおすすめです。
ぜひ生活に取り入れてみてください。
最初は石けんを作っておられる方のブログを見て刺激を受け、前田京子さんのレシピ本などで独学で作り始めたんです。
それを手作り市で販売するようになり、ネットで販売するようになり、リピータさんも定着しました。その中でも廃油石けんは大好評で、いつも完売です。
安いからというのもあるんですが、なんといっても汚れ落ちがいいし、市販の洗剤に比べても手肌に優しいので食器洗いに使った人が、毎年冬になると手荒れがひどく、ひどいひび割れに悩まされていた人が、まったくひび割れしなかったそうです。
そんな廃油石けんの魅力と作り方についてご紹介します。
廃油石けんって?
廃油石けんは、読んで字のごとく、廃油で作った石けんです。
天ぷらなどの揚げ物をすると大量の油を使いますよね。(うちはケチケチなんで、少量の油でチマチマ揚げるのですが 笑)
そんな油、まさか排水口に流している人はほとんどいないとは思いますが、固めて捨てたり、新聞などに吸わせたりしてゴミに出すというのが一般的です。ゴミに出すと焼却場で燃やす時にその油によって他のごみがよく燃えるのかもしれませんが、その油を一歩進んで廃油石けんにしてみませんか?
油をごみとして出している人はほとんどですので、よく燃えるというのはおいといて、それを石けんにして合成洗剤を使わない生活にすることで、かな~りエコに貢献できるんですよ。
面倒なだけで自分には直接関係ないし・・・と思うかもしれません。
確かに廃油石けんで直接得するということはほとんどないかもしれないですが、でも廃油石けんは水に流してもちゃんと分解されます。
合成洗剤はいつまでも分解されない
合成洗剤は、いつまでたっても分解されないんです。
だから汚れたままの水が海を汚します。
合成洗剤を希釈した液に金魚を入れると死にます。
少量で泡立ちのよい石けん、泡立ちがよいままどこまで流れていくのでしょうか・・・。
考えただけで怖いですよね。
CMで見る限りそんな怖いイメージはなく、泡立ちがいいから洗剤を足さなくても洗える=便利と思う方は多いでしょう。
除菌ができる洗剤なんて、まな板や食器を除菌してそのあと流れていってどこまでも除菌し続けるとどうなりますか?
そこにいるべき菌まで殺してしまいます。
人間は菌と共存しています。
そこにあるべき菌を殺すことで様々な弊害が出てくるんです。
・・・ってそんなことまで書いていると恐ろしく長くなってしまうんですが・・・。
手っ取り早くいうと生態系を崩してしまうということです。
昔ながらの石けんは人間にも環境にも優しい
昔ながらの固形石けんは、分解されるのに多少時間はかかりますが、生態系にそれほど負担をかけず分解されます。
しかも何より人体にも優しいんです。
合成石けんに入っている合成界面活性剤は、アトピー性皮膚炎や不妊、子宮内膜症など様々な病気の原因となっているといわれています。
なので、私の廃油石けんを食器洗いに使うようになってひび割れしなくなったという人が何人もいます。
それは天然の界面活性剤で洗い、石鹸をつくる過程で生じるグリセリンがお肌を潤してくれるからです。グリセリンは化粧水などにも添加される保湿成分です。でもグリセリンは水分を吸着する力があるので、手作りの石けんは溶けやすいんです。
市販の普通の固形石けんは溶けないようにグリセリンをわざわざ抜いています。
ですから市販の固形石けんで顔を洗うと顔がばっしばし突っ張ってしまうんです。
おむつ洗いにもぴったり
私は子供には布おむつを使っています。
最近、布おむつを使う人が秘かに増えてきていますが、そんな方のブログを見ていると、多少黄ばんだりするけれど、気にしない。と書かれていたりします。
でも、廃油石けんで洗っている我が家の布オムツは、長女の時から今は次女に使っていますが、しみ一つありません。真っ白です。
普段の洗濯は洗濯用の粉石けんを使っていてそれも汚れ落ちがいいのですが、おむつ以外の長女のお下がりの服の中には収納する時にはなかったシミが浮き出てきて、次女には使えないというものもあったりします。
でも、オムツだけは全部しみもなく真っ白!!
ということは、廃油石けんで下洗いしているからということなんです!
うんちの場合はある程度石けんで洗ったあと、石けんをつけたまましばらく浸け置きしておくのがポイントです。
廃油石けんおそるべし
食器洗いにも
私は食器洗いにも使っていますが、ぎっとぎとの揚げ物の鍋を洗うとよくわかりますが、めっちゃ落ちます。よく洗剤のCMで油が浮きまくっている水に洗剤をぽとんと落とすと油がぴゃ~っと動く映像ありますよね。
廃油石けんでもあの状態になるんですよ^^
でもそんな強烈な力がある合成洗剤を素手で使うと手はばっしばしに荒れます。
しかし、廃油石けんは荒れません。
しかもコンロ周りの油汚れもお湯につけてゼリー状にした石けんをつけて洗うときれいに落ちますよ。
えり・そで、靴下の下洗いにも
ワイシャツのえりやそで、靴下の下洗いにもすごい効果を発揮します。
お洗濯前にえりやそでにこすり付けるだけで、汚れが落ちます。
靴下も下洗いすることで真っ白です。
もう、固形石けん一つで何でも洗える。
○○用洗剤とかいらないんです。
食器洗い洗剤、住宅用洗剤、えり袖用洗剤、おむつ専用洗剤などなど、ごちゃごちゃと洗剤ばかりそろえなくても固形石けんだけ置いておけば何にでも使えます。
先日、私はフローリングのワックスがけをしましたが、まず床をふくのに石けんを作った時に、ボウルの中に石けん生地が入っているのですが、そういうボウルを拭き取るのにボロギレを使います。
その石けんを拭き取ったボロギレをぬらして泡立てて、フローリングを拭きました。
見事に汚れや前にかけたワックスが浮き出てきました!
つるっつるです。
ワックスがけの前に使う洗剤にも代用できるのですから本当にすごいですね。
廃油石けんの作り方
前置きが長くなりましたが、廃油石けんの作り方です。
まずは、石けんを作るための苛性ソーダを手にいれましょう。
これを扱っているのは調剤薬局が併設されたドラッグストアなどです。
薬事法によって数年前から薬剤師が常時いる薬局でしか購入できなくなってしまったことと、こういう劇薬を扱うための資格として多額のお金を薬局が支払わないといけないらしいです。
よくわからないですけど・・・。
なので、我が家の近くのドラッグストアは次々を取扱いをやめていってしまい、現在は少し遠いドラッグストアまで調達しにいっています。調剤薬局が併設していても扱っていないお店もあるので電話で問い合わせてみましょう。
これだけでちょっとハードルが上がってしまうのですが・・・
あと、苛性ソーダを買うには印鑑と身分証明が必要です。
購入の際は忘れずに持っていきましょう。私、よく忘れて買えずに帰ることもしばしばです
・材料
廃油 500g
水 170g
苛性ソーダ 70g
用意するもの
ステンレスかガラスのボウル
泡だて器
耐熱性のガラス瓶(私ははちみつが入っていたビンを使っています)
牛乳パックなど
メガネ(苛性ソーダが目に入ると失明の恐れがあります)
マスク(マスクをするとさらに安全です)
・作り方
1.ボウルに廃油を入れます。
2.耐熱性のガラス瓶に水を入れる
3.苛性ソーダを皿などに入れてきっちりと分量を量る
4.苛性ソーダをこぼれないように水が入ったビンに入れてステンレス製のスプーンで手早く混ぜる。
(苛性ソーダと水が反応して高温になるのでやけどに注意。中の液体には絶対に触らないでください。)
5.4の苛性ソーダ水が40℃くらい(外から触ってみて人肌より少し温かいくらい)になったら1のボウルに入れて泡だて器で5分くらい手早くぐるぐる混ぜます。
6.30分おきくらいに時々混ぜる
7.とろっとしてきて油が分離しなくなったら牛乳パックなどに入れます。
8.1ヶ月間熟成乾燥させたらできあがり。
好きな大きさにカットしたり、お湯につけてゼリー状にしたりして使います。
洗顔用の石けんなどは油の温度も40度くらいにしないといけないんですが、廃油石けんは適当で大丈夫です。
私は廃油石けんの場合は廃油を温めないので、苛性ソーダ水の温度は少し高めでもいいかなと思うので50℃くらいまで冷めたら油と混ぜてしまいます。
廃油石けんは多少アバウトでも大丈夫なので温度計なども使わなくて大丈夫ですよ
廃油石けん、とってもおすすめです。
ぜひ生活に取り入れてみてください。
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